2008年9月20日土曜日

三井寺〜石山寺

台風が方向を変え、曇りがちだった数日後の久しぶりの晴れ。
三井寺から石山寺を歩く。

上栄町駅下車。
肩の力が抜けた太鼓の音が聞こえる。
太鼓の音に引き寄せられながら、長等公園へ歩き入る。
東海自然歩道の道標を見つけ、さあ出発。


目の前に不動明王。
山を背景に、瑞々しい空気感が漂う。
逢坂関所、そして近くに蝉丸神社。
蝉丸神社の神楽舞台にかけられた大根に足がついたような絵札。
珍しく可愛らしく、野菜好きの私はにっこり。

音羽山を登る。
きちんと整備されたトレイルが急勾配で続く。
シダがワサワサ、木々に囲まれた音羽山。
急な階段に息があがる。
ふと立ち止まってふりかえる。シダが微笑み返す。
ボーイスカウト、おばさま登山グループ、一人歩きの人などに会う。
頂上に到着。
おにぎりにしようと思ったが、頭上でジリジリと電気塔。
早々に眺めを楽しんで、来た道に戻る。
熊笹に挟まれた道を歩く。
どこかにいるかもしれない熊を想像する。
先日、窯焚きで出会った動物病院の看護婦さんからの話し。
好きな動物を選ぶ時、潜在意識下で自分に似た動物を選ぶと。
熊や狸に愛着を感じる私の顔は…納得。

山を下り、小川と共に歩く。水が光る。
水辺を歩くことの気持ちよさ。マイナスイオンを浴びながる爽快さ。
手作りのフィールドアスレチックとハンモッグ出現。
お決まりに遊び、寝転ぶ。
夏から秋にかけての白い雲が浮かぶ。

近津尾神社に芭蕉ゆかりの幻住庵。
守りをする親切な男性が説明してくれる。
年間約五千人の来訪者があるとのこと。
芭蕉の人気を伺える。
その芭蕉が汲んで炊事をしたという、とくとくの清水。
水分たっぷりの一帯。あちこちに俳句がかけられる。

車が、新幹線が、騒音が、響く現代社会に戻る。
ふと目の前に駄菓子屋さん。
嬉しくなって入る。子供達で賑わう。
おばちゃんの笑顔がまんまるで優しい。
石山高校を横切り、体育館からの声援に声を合わせ、京阪石山寺駅へ。


昨晩観た映画、「他人の顔」。勅使河原宏監督。
他人の顔になったら、ならざるえなかったら。
自分の顔を受け入れられなかったら、手放したかったら。。。
色んな思いを巡らす。
様々な生き様を巡らす。
自分の顔写真が必要となりその撮影も試みた今日。
デジカメに写る自分の顔。
気に入る写真があまりにも無いのでほとほと困る。
でも、それは私であり、それを受け入れたくない私がいる。
他人の顔、自分の顔、偽りの顔、心の顔。
自分という位置づけ。
自分であり自分でない。この宇宙、全てが自分でもある。
肌一枚で包まれたこのものを自分と思うか思わないか。
それも自分次第。その人次第。
宇宙が笑う。自分が笑う。

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